匠

警備員ブロガー匠です。

私は前職の介護職での激務に耐えかねてフランチャイズで起業し、早期撤退という最悪の失敗を経験しました。

今、冷静になって考えると失敗の原因は様々ですが、大きな要因として「確証バイアス」というものに囚われていたのだと反省しています。

この記事では、私のフランチャイズでの廃業経験から「確証バイアス」とは何か?そしてその危険性について解説していきます。

この記事にたどり着いた方は今、コロナ禍等で、フランチャイズでの起業をお考えであるかもしれません。

私のような失敗は絶対に経験してほしくないとの思いで書いた記事ですので最後までお付き合い頂ければ幸いです。

「確証バイアス」とは何か

まずフランチャイズ起業で陥りがちな「確証バイアス」とは何かということについて解説していきます。

「確証バイアス」とは、認知心理学や社会心理学で用いられる用語で、信念を検証するときに、 それを支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視、もしくは収集しない傾向のことを指します。

分かりやすく言うと、「自分に都合の良い情報ばかりを集めてしまうこと」です。

(※バイアスとは傾向、先入観、偏り、思い込み、認識の歪み、といった意味で用いられます)

現代社会においては、インターネットにより私たちを取り巻く情報量は10年前に比べて530倍にもなったそうです。

また、「フィルターバブル」といって、インターネットの検索サイトが提供するアルゴリズムによって、各検索ユーザーが見たくないような情報を遮断(フィルター)することから、自分がまるで泡(バブル)に包まれるがごとく、見たい、知りたい情報にしか触れないといったことも危惧されています。

Youtubeが分かりやすい例で、ユーザーは観たいものを当然観続ける訳ですが、視聴を続けるうちに関連した動画をアルゴリズムによって勧められたりする、アレです。

さらに言うと、私たちは日々、情報の取捨選択をしながら生きています。

車の運転時を思い浮かべるとイメージしやすいと思います。

歩行者や信号、標識といったもの大切な情報が目に入り、必要のない情報を瞬時に捨てています。

これはすべての情報を脳に取り込むと(脳が)パンクしてしまうことから、99%以上の情報をその場で捨てていると言われています。

つまり、自分自身が見ている「現実」自体がフィルターにかかっているものであり、ありのままに見ている「現実」が真実とは限らないということになります。

フランチャイズ失敗の原因となる「確証バイアス」とは

ではこのような「確証バイアス」が何故フランチャイズでの失敗の原因になるのでしょうか?

私自身の体験に基づいて解説していきます。

私の前職は介護業界での施設長という立場で、名ばかりの管理職であったため、人手不足から食事介助、入浴介助、排泄介助といった現場仕事にも携わり、激務で肉体的にも精神的にも追い詰められていました。

そこでフランチャイズで起業して「自分の食い扶持は自分で」と考えるようになりました。 今、冷静に思い返してみるともうこの時点で「確証バイアス」にかかっているかもと思うわけです。

というのは、この辛い環境から抜け出したいという信念が生まれることで(これはこれでモチベーションとなるという意味では悪いことではありません)、フランチャイズ起業の甘い営業トークに乗せられやすくなってしまったり、ウェブサイトに書いてあることを調べもせずに無条件に信じてしまいがちになっていたからです。

事実としてフランチャイズ加盟後の研修仲間も同じような状況で激務に耐えかねて独立と考え、 失敗する人を何人も見かけました。

フランチャイズ起業は最悪の場合も想定すること

「そんなことを言ったら何も始められないじゃないか?」という反論も聞こえてきそうです。

しかし、私の経験上、こういった「確証バイアス」を認識しているか、していないかは全く違う結果となることも確かです。

・「お客様は必ず来る」
・「案件は腐るほどある」
・「廃業率は著しく低い」

こういった営業文句に対して、それを疑い、最悪のシナリオも同時に想定しておくことが大切です。

・「お客様が来なかったら・・・」
・「案件がなかったら・・・・」
・「廃業してしまったら・・・」

とあらかじめ想定しておくことです。

既に開業されている先輩フランチャイジーに会いに行くこと

フランチャイズの契約上、私自身の失敗した企業名は明かせませんし(訴えられたり、名誉を傷つけたとして賠償金が生じたりするため)、ネット上に真実が書いてあるとは限りません。

経験上、「ネット上には真実が書かれていない」と考える方が正しいくらいです。

したがって、実際に開業されている人の生の声を聞きに行く、自らが深く情報を得ようとする姿勢がフランチャイズ起業においては大変重要です。

特に既にそのビジネスモデルで開業されている方に話を聞きに行くことは大切で、何よりも説得力があります。

大規模なフランチャイズ・ショーや個々の説明会に足を運び話を聞きましたが、当然そのような場では良い話しか聞くことが出来ません。

私の実体験ですが、契約前に社長に「実際に開業されているオーナーと会いたい」と話しましたが、後日メールで「稼働し始めており、忙しいから難しい」と答えられました。

「確証バイアス」に囚われていなければ、この時点で「怪しい」と感じるべきでした。

本当に採算の取れるビジネスで、加盟店の味方になってくれるフランチャイズ起業であれば、なにも疚しいことはなく、すんなりと会わせてくれたはずです。

その方がむしろ契約を取れるはずですから。

ですので、「実際に開業済の先輩フランチャイジーに会わせてくれない」=「採算の取れないビジネス」という考えをもつべきです。

(※フランチャイジーとはフランチャイズの「加盟店」といった意味で使われます)

まとめ

以上、フランチャイズ起業における「確証バイアス」の危険性について解説させて頂きました。

いかがでしたでしょうか?

脱サラして一国一城の主という夢は誰にでも出来ることではなく、本当に立派なものです。

だからこそ、思い込みや根拠のない「自分だけは大丈夫、成功する」といった「確証バイアス」を意識することで、間違った選択を回避して頂ければと思います。

この記事でフランチャイズ起業について少しでも冷静に考えられるようになったと思って頂ければこれ以上の喜びはありません。

今後も私の体験談を通し、フランチャイズ起業について語っていければと思います。

最後までお読みくださりありがとうございました。

警備員ブロガー匠でした。

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私は一念発起して起業したフランチャイズの失敗により多額の借金を抱え、その状況を打破するべく、特にアフィリエイトを中心とした副業に関するマニュアルやセールスレターを一通り見てきました。

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